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WILLCOM CORE 3G (ウィルコムコアスリージー)はPHSを中心とする移動体通信事業者であるウィルコム(現・ソフトバンク)がNTTドコモのFOMAハイスピード網または、ソフトバンクの3G ハイスピードないしはULTRA SPEED網を利用して提供している、MVNOの通信サービスである。 2010年8月時点での契約者数は118,600件となる。 Y!mobileブランド開始に伴い、約款上は、データ専用プランは「ウィルコム3G」の名称に読み替えられている。 == 概要 == === ドコモ網によるサービス === ウィルコムは2009年7月1日より次世代PHSといわれるXGP方式のWILLCOM CORE XGP といわれるモニターサービスを法人向けに開始した。しかし、当サービスは基地局の構築から始めなければならず、全国展開までには時間がかかるため、それまでの補完として、2012年12月31日を期限として、すでに人口カバー率100%である、NTTドコモのFOMAハイスピード網を利用したMVNOでの通信事業を、日本通信の協力体制(MVNE)により2009年3月13日より開始した。 通信速度は最大7.2Mbpsとなる。HX004IN・HX006ZTおよびHX007ZT利用時はHSUPA(アップリンク5.7Mbps)にも対応する。 サービス開始当初は法人向けのみのサービスで、現在は個人でも利用が可能である。 割賦払い分の代金を除き税込105円で1ポイントが付与され、500ポイントで1コインとなり、コイン単位で各種サービスに利用可能となるウィルコムサポートコインサービスのポイント付加対象外である。なお、同サービスはPHSへのポイント付加についても2013年4月利用分を以て停止されている。 2010年1月28日のWS027SHの発売に併せて、専用の料金プランである新ウィルコム定額プランGの設定が開始された。こちらについては、3G利用分へのサポートコインサービスのポイント加算やW-VALUE割引の対象から外れ、PHS利用分のみ対象である。 本サービスで利用するUIMカードは、FOMAカード(白)そのものであり、ディズニー・モバイルなどのような独自デザインのものではない。電話番号は、総務省がドコモに割り当てた番号帯から設定されるが、一般のドコモ契約のような旧地域会社ごとに別々の番号帯を割り当てる形式ではなく、ドコモ割当枠(旧中央会社割当番号および地域会社統合後に新たに割り当てられた番号帯)の中からウィルコム専用に番号帯を設定する。厳密には、日本通信向けに割り振った番号をウィルコムの契約でも利用する形になっている。なお、FOMAカードはあらかじめ電話番号を書き込んだ状態で販売店に卸される。また、これによって割り当てられる080の番号では、ウィルコムサービスセンターの自動音声による受付ができないものがあるとしている。因みに、日本通信と契約したケースと同様、全国1社体制となる前のNTTドコモ、つまり現在の関東・甲信越地域エリアに割り当てされる番号帯相当の割当番号が付与される。 なお、本契約用の番号にかけた場合のガイダンスは、ドコモのDoPaシングル契約の場合の「こちらはNTTドコモです。おかけになった''電話番号''は、''お客様のご指定により、パケット通信サービス''専用となっており、音声によるご利用は出来ません。''恐れ入りますが''番号をお確かめになって、お掛け直し下さい」に類似したものであり、「こちらはNTTドコモです。おかけになった電話は、データ通信専用となっており、音声によるご利用は出来ません。番号をお確かめになって、お掛け直し下さい」である。 後述するソフトバンクモバイル網のサービス開始に伴って、2010年9月30日には新規契約は停止されている。ドコモとの回線利用の契約期限が2012年3月31日までであることを理由に、ドコモ・日本通信との契約更新を行わず、ドコモ網を利用したサービスについては、翌4月1日よりインターネットイニシアティブが業務を継承し、ウィルコムとしてのサービスは終了した。対象となる料金プランは、3Gデータ定額、3Gデータ定額ビジネス、新ウィルコム定額プランGで、新ウィルコム定額プランGのPHS回線部分についてはインターネットイニシアティブへの承継対象とはならない。このため、サポート業務等は、インターネットイニシアティブより受託する形でウィルコムが引き続き行う形となる。 なお、この承継にあたり、契約情報の提供・交換等をインターネットイニシアティブとの間で実施するとしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「WILLCOM CORE 3G」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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